物流業界

2024.02.22

「ドライバーは孤独な仕事」というイメージが覆された。営業職からドライバーへ転職して見えた世界。

西濃運輸株式会社

京浜ターミナル支店 加田 兼都さん

大学卒業後、コピー機械などを扱う電気機器メーカーにて4年間営業職を経験。
2007年に西濃運輸株式会社へ営業乗務社員として入社。趣味はドライブ。

BEFORE

AFTER

メーカー営業ドライバー
(電気機器業界)

ドライバー
(物流業界)

京浜ターミナル支店 支店長 松原 群浩さん

加田さんの勤める京浜ターミナル支店において現場管理を担当。加田さんの上司にあたる存在。

人事部 人事課 課長 小原 大輔さん

西濃運輸株式会社にて採用業務を担当する他、新入社員・中途入社者の活躍・定着のための研修や制度づくりに取り組んでいる。

結婚を目の前にして、自分の働き方を考え直した

入社前の経歴と転職のきっかけを教えてください。

大学を卒業後、コピー機械などを扱う電気機器メーカーへ営業職として新卒入社しました。
4年ほど勤めた頃、結婚を控えていたのですが、当時は全国転勤が当たり前でこれでは家族に負担をかけてしまうと思い、転職を決意しました。

メーカー営業からドライバー職に転職しようと思った理由はなんだったのでしょうか?

いくつか理由はあるのですが、営業職の時も事務所に籠っているよりも外に出てお客様と会うことや身体を動かす仕事が好きでしたし、趣味がドライブだったことも影響していると思います。

何社かドライバーの職種で面接を受けて話を聞いてみたのですが、いまいちピンとくるものがなかったんです。そんな中、出会ったのが西濃運輸でした。

入社の一番の決め手は、「営業乗務社員」という職種を紹介してくれたこと。
営業乗務社員は、いわばドライバーと営業のハイブリットのような職種です。ドライバーとしてお客様の荷物を運ぶことはもちろん、お届け先の声を拾って「どうすればお客様の希望が叶えられるのか」を西濃運輸の多くのサービスから検討し提案をしていく仕事だとイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

当時の私も初めて聞く職種でしたが、説明を受ける中で「ここなら自分の強みが活かせるはずだ」と思い入社を決めました。

「加田さんだから」と信頼してくれるお客様がいる

具体的な仕事内容と入社当時に苦労したことがあれば教えてください。

取り扱う荷物は、食品から建築資材まで幅広く担当します。私が所属している京浜ターミナル支店では、狭い道は2tトラック、大通りを走って届けられる場所なら4tトラックという具合に、配送する時間やルートによってトラックの車両を使い分けています。

当時苦労したことは、雨天時の走行です。例えば商店街に配送する場合、雨が降っていると店前に雨よけテントが張られていることがあります。いつもの感覚で運転してしまうと、車体がテントに当たってしまう恐れがあるため、今でも十分に注意して運転をしています。入社して最初の頃は、今以上に安全かつ確実にお客様のもとへ荷物を運ぶことを意識していました。

この仕事のやりがいについて教えてください。

物流の仕事は、荷主のお客様から荷物を預かる部門と、その荷物を荷受けのお客様へ届ける部門のリレーで成立しています。お客様から信頼されて預かった荷物のバトンを受け取り、着実にお届けすることが私たちの役目です。もちろん西濃運輸というブランドがあるから信頼してくれる面もありますが、ドライバー個人として信頼関係が築けたなと思えるとやりがいにもつながってきます。

例えば、新規でのお取引を開始されると、最初はお客様から「西濃さん」と呼ばれることが多いのですが、次第にお客様の信頼を積み重ねていくと「西濃の加田さん」や「加田さん」と呼び方も変化していくんです。「加田さんだから頼んでいるんだよ」なんて言われると、もうなんでもしてあげたくなっちゃいますね(笑)。

西濃運輸のドライバーなら、一人じゃないと思えた

入社してから気づいた会社の意外な一面はありましたか?

実はここで働くまで「ドライバーは、一人で作業することも多く孤独な仕事」だと思っていたんです。でも、西濃運輸は班制を導入していたので、入社してすぐに自然と上と横のつながりを作ることができました。私のチームには班員が11名いて、そこのメンバーとはなんでも相談できる関係です。トラックの積み込みに苦労していたら周りのメンバーが助けてくれることもありますし、もちろんその逆もあります。

必ず近くに仲間がいるという安心感や一人じゃないと思える環境は、未経験で異業界への転職だった当時の自分にとって非常にありがたかったです。

またドライバーの仕事に対して、深夜の長距離配送や長時間労働のイメージがあったのですが、営業乗務社員に関しては日勤のみの働き方をしており、転職の軸にしていた家族との時間も十分に取れています。そういった意味でも転職してよかったと思います。

物流はインフラであり、不可欠な存在

京浜ターミナル支店の現場をまとめている松原さんに伺います。今後の物流業界の可能性についてお聞かせください。

松原さん:私たちは物流はなくてはならないインフラだと考えています。種苗が届かなければ野菜ができませんし、部品が届かなければ工場は製造ができない。全ての産業と密接に関わり、不可欠な存在が物流業界です。物流がなければ私たちは日常生活を営むことができないと言っても過言ではないでしょう。

モノが流通することで経済の発展に寄与していることは言うまでもありません。そういった意味で考えると、これからも衰えることはなく、むしろ重要性が高まってくると思います。

未経験者の育成環境には自信があります

続いて、人事の小原さんに伺います。未経験で入社される方の受け入れ体制などを教えてください。

小原さん:まず入社された方には「ベーシック研修」という社会人の基礎や当社のマインドを学ぶ場を用意しています。その他にも動画を活用したオンライン研修を充実させ、スキマ時間に研修を受けることができるなど、社員がスキルアップしやすい環境を整えています。

未経験入社の場合、4tトラックを運転するために必要な中型免許(中型自動車運転免許)をお持ちでない方もいらっしゃるでしょう。そういった方のために免許取得に関わる費用の一部を補助する免許取得補助制度もあります。他にもご紹介できる制度はたくさんありますので、免許を持っていないからという理由でドライバーになるのを諦めてしまう前に、一度ご相談いただければと思います。

また、安心安全に働いてもらうために「インストラクター制度」もご用意しています。これは入社者に対して先輩社員のインストラクターが付き、運転の基本を指導してひとり立ちできるまで見守る制度です。ひとり立ちの目安としては、社内試験の合格を目指します。さらに入社3か月後、6か月後、12か月後のタイミングで定期的に振り返り研修を行い、運転に対するスキルと心得の定着を図っています。そういった取り組みの成果もあり、2023年には当社の社員が公益社団法人全日本トラック協会の開催する「全国ドライバーコンテスト(4トン部門)」で優勝(内閣総理大臣賞)することができました。

日頃から教育や研修の現場を見ている私から見ても「西濃運輸には、プロのドライバーが育つ環境がある」と自信を持って言えます。未経験の方であっても丁寧に時間を掛けて指導していきますので、ご安心ください。

未経験からの転職者に求めていること、大切にしてほしいことはありますか?

小原さん:特に求めている条件はありませんが、強いて言えば人柄でしょうか。弊社には小売やサービス業から転身して入社される方が多くいらっしゃるのですが、それは会社の理念として「礼節中心主義」を大切にしていることに関係しています。

私たちの仕事は運送業でありながら、限りなくサービス業に近いんです。ものを届ける仕事も、結局は人と人に尽きると思います。お客様に喜んでもらうことに一生懸命取り組める方や誰かのために貢献したいという気持ちを持っている方だと、当社の考えにもマッチしますし、ご活躍いただけると思います。

西濃運輸株式会社

創立1946年の商業物流のリーディングカンパニー。全国主要都市に250拠点を持つ物流インフラを背景に、企業間(BtoB)物流No.1の取引量を誇る。「カンガルー便」などの愛称でも知られている。

企業ホームページhttps://www.seino.co.jp/seino/

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