arrow_back

履歴書の本人希望欄の書き方|書くべき内容と避けるべき内容を完全ガイド

2026/4/30

「履歴書の最後にある『本人希望欄』、空白のまま出してもいいのかな?」

「給料や勤務時間の希望を正直に書いたら、ワガママだと思われて落とされそう…」

履歴書の仕上げで多くの人が迷うのが「本人希望記入欄」です。正直な気持ちを書くべきか、それとも無難に済ませるべきか、正解がわからずペンが止まっていませんか?

この記事では、転職活動における本人希望欄の「正解の書き方」と、書いてはいけないNGワード、そして面接官に好印象を与えるマナーを完全ガイドします。

タイミーキャリアプラスの視点から、あなたの希望を上手に伝えつつ、内定を勝ち取るためのヒントをお届けします。

 


 

本人希望欄とは?基本の解説

本人希望欄の本来の目的

本人希望欄は「ワガママを書く欄」ではなく、「入社にあたってどうしても譲れない『絶対条件』をすり合わせる欄」です。

「残業なし希望」「月給〇〇万円以上」など、自分の希望をズラズラと書いていませんか? 企業側は、この欄であなたの「常識と協調性」をチェックしています。

事務職に応募する際、「週に一度、親の介護のため17時で退社する必要があります」など、採用後に必ず問題になることは事前に書いておくのが正しい使い方です。

「特になし」「空白」はNG

希望が何もない場合でも、空白にしたり「特になし」と書いたりするのはビジネスマナー違反です。

「特に希望はないから、空欄でいいや」と提出していませんか? 履歴書に空白を作ることは、「仕事への熱意が足りない」「雑な性格だ」というマイナスの印象を与えます。

「貴社の規定に従います。」という一文を書くのが、ビジネスにおける絶対の正解ルールです。

🔄 比較:希望がない場合の書き方
【NG】空欄のまま提出する
【NG】「特になし」「ありません」とだけ書く
【OK】「貴社の規定に従います。」と記入する

 


 

正しい書き方のメリット・ポイント

面接でのスムーズな条件すり合わせ

絶対に譲れない条件を事前に書いておくことで、面接での無駄なミスマッチを防ぐことができます。

「面接で言い出せなくて、内定後に条件が違うことに気づいた」という失敗をしたことはありませんか? 言いづらいことこそ、書類の段階でサラッと伝えておくのが賢いやり方です。

販売スタッフで複数の勤務地がある企業に応募する際、「通勤時間の都合上、〇〇店での勤務を希望いたします」と書いておくことで、面接時にその店舗の店長とスムーズに話をすることができます。

在職中なら「連絡可能な時間帯」を書く

働きながら転職活動をしている場合、日中の電話に出られない時間帯を書いておくと、企業側への親切な気配りになります。

面接の案内電話が仕事中にかかってきて、出られずに気まずい思いをしたことはありませんか? 企業側も「いつ電話すればいいのか」と気を揉んでいます。

「現在在職中のため、平日の9時〜18時はお電話に出ることができません。18時以降であれば対応可能です。メールでのご連絡はいつでも確認できます」と書いておけば完璧です。

 


 

注意点・デメリットと具体的なNG例

給与や待遇の希望を書くリスク

「月給〇〇万円以上を希望」「有給休暇は月に〇日希望」など、給与・待遇の希望を書くのは絶対に避けてください。

「前職より給料が下がるのは嫌だから、しっかり書いておこう」と思っていませんか? それは書類選考で落とされる最大の地雷ワードです。

営業職で「年収500万円以上を希望します」と書いて提出した結果、「うちの給与体系に合わないし、自己評価が高すぎる」と判断され、書類で落とされてしまうケースは後を絶ちません。

長々と書きすぎる(枠からはみ出す)

言い訳や個人的な事情を長文で書き連ねるのは、読む側の負担になりマイナス評価に繋がります。

「親の介護があって、その理由をしっかり伝えないと」と、小さい字で枠いっぱいに書いていませんか? 履歴書は作文ではありません。

「親の介護により〜〜という事情があり、さらに〇〇の病院に通うため〜」とダラダラ書くのではなく、「親の介護のため、残業は月10時間以内でお願いしたく存じます(詳細は面接時にお伝えいたします)」と結論だけをシンプルに書きます。

⚠️ 注意:志望動機や自己PRを書かない
「希望がないので、ここに自己PRを書いてアピールしよう」と考える人がいますが、これもNGです。本人希望欄はあくまで「就業条件」を書く場所であり、枠の目的を理解していない(ルールが守れない)と思われてしまいます。

 


 

本人希望欄を完璧に仕上げる実践ステップ

迷わず書ける作成5ステップ

自分が何を求めているのかを整理し、それを「企業に見せてもいい形」に変換する作業が必要です。

「何をどう書けばいいかわからない」と手が止まったら、以下のステップで情報を削ぎ落としていきましょう。

ステップやることポイント・具体例
自分の「転職の絶対条件」を紙に書き出す給与、勤務地、残業時間、休みなど全て書き出す
「待遇(お金・休み)」に関するものを全て消す給与額や有給の希望は履歴書には書かない
残った条件の中で「これが無理なら入社できない」ものだけ残す「できれば」レベルのものは消す
残った条件を簡潔な文章に変換する例:「親の介護のため、定時での退社を希望いたします」
条件がない場合は「貴社の規定に従います。」と書く在職中の場合は、連絡可能時間帯だけを添える

 


 

関連テーマ:入社日(勤務開始日)の書き方

退職日が決まっていない場合の伝え方

「〇月〇日より就業可能です」と明記することで、企業側が入社のスケジュールを立てやすくなります。

「まだ今の会社を辞めてないから、いつから働けるかわからない」と悩んでいませんか? 入社可能時期の提示は、採用担当者にとって非常にありがたい情報です。

現在就業中の場合、「現在在職中のため、内定後〇ヶ月程度で就業可能です」と書いておくのが無難です。すでに退職している場合は、「即日就業可能です」と力強くアピールしましょう。

 


 

[解決] 本人希望欄に関するFAQ 3選

Q1. 職種が複数募集されている場合、希望職種を書いてもいいですか?

はい、総合職採用などで複数の職種(営業、事務など)が募集されている場合は、必ず希望職種を書いてください。

「どこでもいいです」と書いた方が、採用されやすいと思っていませんか?

「営業職を希望いたします」と簡潔に記載し、その理由(志望動機)は志望動機欄でしっかりと語りましょう。

Q2. 転勤ができないのですが、正直に書いて落とされないか不安です。

正当な理由(親の介護、自身の健康上の理由など)がある場合は、必ず正直に書いてください。

「入社してから断ればいいや」と思って隠していると、取り返しのつかないトラブルになります。

「親の介護が必要なため、転居を伴う転勤はいたしかねます。〇〇エリアでの勤務を希望いたします」と、理由と希望エリアをセットで書きましょう。

Q3. 病気や通院の事情はどこまで詳しく書くべきですか?

病名は伏せ、「業務に支障はないが、通院のための配慮が必要」という結論だけを簡潔に書きましょう。

「持病のことを隠したら経歴詐称になるのでは」と不安になり、症状を長々と書いていませんか?

「定期的な通院のため、月に1回、平日〇曜日の〇時に退社させていただきたく存じます。なお、現在の業務に支障はございません」と、会社への影響が最小限であることをアピールして書きましょう。

 


 

まとめ:本人希望欄は「相手への配慮」を見せる場所

📌 まとめ
・本人希望欄はワガママを書く場所ではなく、絶対譲れない条件だけを書く
・希望がない場合は、必ず「貴社の規定に従います。」と記入し空白を避ける
・給与や待遇の希望は地雷ワード。在職中の連絡可能時間帯や入社可能日を書くと好印象

 

履歴書は、あなたを売り込むための「企画書」です。本人希望欄のたった一言にも、あなたの社会人としての常識や、企業への配慮が表れます。「貴社の規定に従います」の一文を丁寧に書くことで、最後まできっちりとした印象を残しましょう。