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「参る」の意味と正しい使い方|ビジネス敬語としての活用法を例文付きで解説

2026/4/16

「参る」は日常会話でもビジネスシーンでも頻繁に使われる言葉ですが、正確な意味と使い分けに自信がありますか?

「参る」は、大きく分けて 「行く・来る」の謙譲語「困る・まいってしまう」 の2つの意味を持つ日本語です。ビジネスシーンでは特に謙譲語としての使い方が重要で、正しく使えるかどうかで相手に与える印象が大きく変わります。

この記事では、タイミーキャリアプラスの視点から、「参る」の意味・使い方・ビジネスでの例文を網羅的に解説します。

 

「参る」の意味を整理──2つの用法を理解しよう

用法①:「行く」「来る」の謙譲語

「参る」は、自分の行動をへりくだって表現する謙譲語です。

「行く」や「来る」を丁寧に表現する際に使います。自分(または自分の身内)の行動に対して使う言葉であり、相手の行動には使いません。

普通の表現謙譲語(参る)例文
行く参る明日、御社に参ります
来る参る先ほど、こちらに参りました

 

⚠️ よくある間違い: 「お客様が参りました」は誤りです。相手の行動には尊敬語「いらっしゃる」を使い、「お客様がいらっしゃいました」が正しい表現です。

用法②:「困る」「まいってしまう」

「参る」には、精神的・体力的に追い詰められるという意味もあります。

こちらは敬語ではなく、日常会話で使われる表現です。

ビジネスの場ではこの意味で使うことは少ないですが、同僚とのカジュアルな会話では自然に登場します。

 


 

ビジネスで「参る」を使いこなす──場面別の例文集

メール・文書での使い方

ビジネスメールでは、訪問や移動を丁寧に伝える際に「参る」を使います。

💼 例文:

  • 「明日14時に御社へ参りますので、よろしくお願いいたします」
  • 「来週の会議には、部長の田中も参る予定です」
  • 「ご指定の場所へ参りますので、詳細をお知らせいただけますでしょうか」

 

電話・対面での使い方

口頭では「参ります」の形で使うことが多いです。

「参る」と「伺う」の使い分け

「参る」と「伺う」はどちらも「行く」の謙譲語ですが、ニュアンスが異なります。

参る伺う
種類謙譲語Ⅱ(丁重語)謙譲語Ⅰ
意味自分の行動をへりくだる相手のもとへ行くことを敬う
使い方行き先を問わず使える相手のもとへ行くときに使う
「東京へ参ります」「御社に伺います」

 

💡 使い分けのコツ:

 


 

「参る」を使う際のNG例と注意点

よくある間違い3選

敬語の誤用は、ビジネスでの信頼を損なう原因になります。

  1. ❌「お客様が参りました」

→ ⭕「お客様がいらっしゃいました」(相手には尊敬語を使う)

  1. ❌「参られましたか?」

→ ⭕「いらっしゃいましたか?」(「参る」に尊敬の「られる」をつけるのは矛盾)

  1. ❌「参ってください」

→ ⭕「お越しください」「いらしてください」(「参る」は自分の行動にのみ使う)

二重敬語に注意

「お参りになる」は慣用的に認められていますが、「お参りされる」は過剰です。

「参る」自体が謙譲語なので、さらに敬語を重ねると不自然になります。ただし、「神社にお参りする」の「お参り」は名詞化しているため問題ありません。

 


 

よくある質問(FAQ 5選)

Q1. 「参ります」と「行きます」、ビジネスではどちらを使うべき?

社外の方や目上の方に対しては「参ります」を使いましょう。 同僚や部下に対しては「行きます」で十分です。TPOに応じた使い分けがビジネスマナーの基本です。

Q2. 「参る」は書き言葉?話し言葉?

両方で使えます。 メールや文書でも、電話や対面でも自然に使える表現です。「参ります」「参りました」の形で使うのが一般的です。

Q3. 「参じる」との違いは?

「参じる」も「行く」の謙譲語ですが、やや古風な表現です。 現代のビジネスシーンでは「参る」を使うのが一般的です。「馳せ参じる」という慣用表現で見かけることはあります。

Q4. 面接で「参る」を使うのは適切ですか?

適切です。 「本日は面接のために参りました」は正しい謙譲語の使い方です。面接では敬語力も見られるため、「参る」を正しく使えることはプラスの印象を与えます。

Q5. 「参る」の丁寧語は「参ります」で合っていますか?

はい、正しいです。 「参る」(謙譲語)+「ます」(丁寧語)で「参ります」となります。ビジネスシーンではこの「参ります」の形で使うのが最も一般的です。

 


 

まとめ:「参る」を正しく使って、ビジネスの信頼度を上げよう

  1. 「参る」は「行く・来る」の謙譲語。自分の行動にのみ使う
  1. 「伺う」との使い分けを押さえれば、敬語力が一段アップ
  1. 相手の行動に「参る」を使うのはNG。尊敬語との混同に注意

正しい敬語は、ビジネスでの信頼構築の第一歩です。